脳腸相関5

ドーパミンとセロトニンのまとめと追記
鬱の人の改善のために

赤文字は腸内細菌によって作られるもの、

+は使われるミネラルです。

鬱とトリプトファン(赤矢印ルート)

セロトニンはトリプトファンというアミノ酸(タンパク質の構成ユニット)から作られます。

では、トリプトファンを摂取しないと、

どうなるか実験した人がいます。

オックスフォード大学精神科のフィリップ・コウェン教授のグループです。

 

(実験)

過去、鬱にかかったが回復し、

現在薬を服用していない女性15人に、

トリプトファンだけを含まない、

栄養満点のジュースを飲んでもらった。

すると7時間以内に15人中10人に

再び鬱の症状が現れた。

一方トリプトファンを含んだ

栄養満点のジュースを同じ人たちに飲んでもらったところ、

被験者達の気分は向上した。

 

トリプトファンは普通の食事には

ごくわずかにしか含まれていないので

特に不足しやすいアミノ酸と知られます

 

 トリプトファンが多く含まれるのは

魚介類、鶏卵、豆腐、ピーナッツ、バナナ、アーモンド、牛乳、チーズ

であるが、乳製品は日本人には合わないとする立場もあります。

 

サプリメントで取る場合、

イリノイ工科大学助教授 生田哲さんはその著書で

気分が晴れないようなら、トリプトファンを一日1グラム、

かなり落ち込んでいたら一日3グラム取ると良い、としています。

そして糖質のあるフルーツジュースと一緒に

摂取を進めています。

血糖値が上がるとインスリンが放出され、

このインスリンがトリプトファンによる

血液 ー 脳関門を助けるのだそうです。

 

鬱になると甘いものが食べたくなる人は

インスリンを放出し、

トリプトファンを脳に運ばせ、

セロトニンを出したいから

ということで説明がつきます。

アーモンドチョコレートを食べると

若干ハイになるような気がするのはこのせいでしょうか。

 

そしてトリプトファンを含む食べ物を、

毎日積極的に取ると良いとしています。

トリプトファンについては一度事件が起こっています。

ですが、

トリプトファンはもともと必須アミノ酸の一つなので、

2001年、禁止は解除されています。

鬱と5-HTP(赤矢印ルート)

上記の図で見ると

同じセロトニンルートに

もう一段セロトニンに近い

5-HTPがあります。

 

正式名5-ヒドロキシトリプトファンは

セロトニンに近いだけに

さらに鬱に効果的です。

 

5-HTPはアフリカの

グリフォニア・シンプリフォリアというマメ科の植物から

抽出された天然の物質です。

 

抗うつ薬の効果判定に使われる

標準薬として知られるイミプラミンと

少なくとも同等か、

それ以上の効果が、5-HTPにはあるという論文が多く発表されています。

 

5-HTPは安価で、

少なくともSSRI(抗うつ薬)と比べて副作用が少ないそうです。

ただし、5-HTPとSSRIの併用はリスクがあり、

自分の回復力を信じるか、薬に頼るか、

鬱の人は決断を迫られそうです。

 

腸にもセロトニンの受容体があり、

5-HTPは腸でもセロトニンに変換してしまうため、

副作用としては、吐き気になりますが、

その場合は摂取量を減らすと良いそうです。

 

5-HTPはトリプトファンの10倍の効果があり、

アメリカの栄養療法では

量も10分1になり、1回50から100ミリグラムを

1日2回とされているようです。

鬱とフェニルアラニン or チロシン
(青矢印ルート)

不足すると鬱になりやすい物質、

無気力になりやすい物質が

ノルアドレナリンです。

脳内でドーパミンから作られます。

上図のようにドーパミンの前駆物質は腸内細菌が作り、

ドーパミンが不足すると、パーキンソン病のリスクがあります。

ドーパミンは図のようにフェニルアラニンやチロシンから作られます。

つまり、フェニルアラニンやチロシンのサプリを入手できれば

これも鬱に効果があるとされます。


フェニルアラニンは1日、150から200ミリグラムで

抗うつ効果があるようです。

まとめ

5-HTPかトリプトファンどちらか、(セロトニンの前駆物質)

フェニルアラニンかチロシンどちらか、(ドーパミンの前駆物質)

それに加えて、糖質、アミノ酸、トリプトファン、摂取のため、バナナジュース(インスリンを出すため)、

さらに、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維、摂取のため、エビオス錠

できたら、山遊び(土壌菌摂取)


もう一度スッキリまとめると、

5-HTP か、トリプトファン + フェニルアラニンか 、チロシン

+ バナナジュース + エビオス錠 + 森林浴

 = 鬱回復(副作用なし、しかも以前より健康)


個人輸入しなければならないと二の足を踏むかもしれませんが、

iherbであれば問題なく、

日本語でamazonのようにお買い物できます。

もちろん海外からなので、届くのは遅いです。

上の図を見てこれらを一緒に摂ると、

鬱に対して良い結果になるのではないでしょうか。

もちろん、あくまで自己責任でお願いします。


実際に整体をしていても、

ある身体の特徴が、

その人の気分を決めているように感じることがあります。

それは決して永続的なものでも

生まれつきのものでもありません。

欠点でもなく、

しっかり耐えてきた、

あるいは、きちんと戦ってきた証拠です。


整体だけでは時間がかかってしまう部分を

ご自身で行えるようにと、

当ブログで「脳腸相関」として書かせていただきました。

故 藤田紘一郎 名誉教授

イリノイ工科大学 生田哲 助教授

の著作を存分に拝読し、

その内容を使わせていただきました。

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